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パネルヒーターの電気代の相場と節約方法

 
Kollama Yujiro
投稿者 Kollama Yujiro. 更新された: 16 1月 2017
パネルヒーターの電気代の相場と節約方法
画像: image.rakuten.co.jp

日本にいると必ずやってくる冬。毎年、どのような寒さ対策をしていますか。ちなみに我が家では、窓に目張りしたり、長めのカーテンで冷気をふさいだりしています。でも、目張りしたりカーテンを変えたりするのは、時間がかかるし労力も必要です。だからと言って、エアコンをつけているだけでは、どうしても足元が冷たいですよね。足元だけでも暖めたい…そんな時に力を発する暖房器具の中でも、お手軽なのに効果バツグンなパネルヒーターをご紹介したいと思います。

目次

  1. パネルヒーターとは
  2. パネルヒーターの電気代の相場
  3. 断熱して熱を外に逃がさない
  4. パネルヒーターを窓辺に設置
  5. 他の暖房器具で補う
  6. まとめ
  7. まとめ

パネルヒーターとは

パネルヒーターとは広い面積の放熱板(パネル)から発する遠赤外線を利用した暖房器具です。主に前面の物体を輻射熱(空気などの気体を介さず直接電磁波で伝える熱)で暖めます。そのため体の芯から温まるのですが、部屋全体を暖めるまでに時間がかかります。その他のパネルヒーターの特徴は次の通りです。

  • パネル形状で薄いためスペースをあまり取らない
  • 燃料が電気のためコンセントだけで設置できるので手軽に取り入れられる
  • 本体が軽いため移動が簡単
  • 火事の危険性が少なく、一酸化炭素中毒にならない
  • 放熱する面は触っても火傷しないので安心して使える
  • 空気を汚さないので換気も不要で稼働中の騒音がない。

これらのことからここ3,4年で人気が高まっています。

パネルヒーターの電気代の相場

契約を東京電力・従量電灯B、30A(アンペア)にして、1kWh=26円で計算(16年6月27日現在)すると次のようになります。

消費電力の切り替えがあるもの

SmartHeater2 ESH-1100SD(バルミューダ)

消費電力:190~1300W、電気代:4.9円~33.8円

HMP900J(デロンギ)

消費電力:強900W/弱450W、電気代:強23.4円/弱11.7円

コンクリート造で6畳まで暖められる

消費電力の切り替えがないもの

DP-B165(YAMAZEN)

消費電力:160W、電気代4.16円、

夢暖望880型H(アールシーエス)

消費電力:880W、電気代22.88円

コンクリート造で9畳まで暖められる

これらのことから、

パネルヒーターは消費電力の切り替えがないものは

1時間当たり4.16円(160W)~22.88円(880W)

パネルヒーターの消費電力の切り替えがあるものは

弱:1時間当たり4.9円(190W)~11.7円(450W)

強:1時間当たり23.4円(900W)~33.8円(1300W)

かかることがわかります。

断熱して熱を外に逃がさない

冬場に窓から出ていく熱は、家外へ逃げてしまう熱全体の約半分といわれています。つまり窓を断熱すれば根本的な電気代の節約になるということになるわけです。具体的には次のような断熱の仕方があります。断熱スプレー、窓断熱シートのように自分で吹き付けたり、張ったりできるうえ、安価なもの(2,000円~3000円)。窓断熱コーティング、窓断熱フィルムのように施工業者に依頼する必要はあるけれど比較的安価なもの(施工費込みで5万円~)。あとは少しスケールが大きいですが、既存のガラスを断熱ガラスに交換したり(施工費込みで8万円~)、二重窓という既存の窓の室内側に、新たに内窓を設置したり(施工費込みで8万円~)できます。

パネルヒーターを窓辺に設置

先ほど、冬場に窓から出ていく熱は、家外へ逃げてしまう熱全体の約半分と書きました。熱を奪われた空気は重くなるため床に向かって流れるため、窓辺の床が寒く感じます。もちろん断熱も必要ですが、今度は結露の心配が出てきます。そこで、パネルヒーターを窓下に設置し、輻射熱を利用することで、冷たくなった空気を暖めて冷気を完全にシャットアウトします。さらに、窓表面の温度が下がりすぎることも防止するので、結露対策にもなります。

他の暖房器具で補う

パネルヒーターのデメリットを他の暖房器具のメリットで補う

パネルヒーターのデメリットは下記の通りです。

  • 輻射熱と自然対流で暖めるので室内を短時間で暖められない
  • 一部分ならすぐに暖められる
  • 全体を暖めるのには時間がかかるし、向いていない
  • 長時間利用すると電気代が高くなる

これらからどのような暖房器具と組み合わせればいいのかがわかります。

  • 部屋全体を暖められる
  • 長時間利用しても電気代がかからない

そこで、この条件のどちらかをクリアできる暖房機の特徴を調べてみました。

エアコン:電気代があまりかからず、部屋全体を暖める能力が高い。ただし全体を暖めるには時間がかかる

ファンヒーター:速暖性が高いが、電気代が高く、広い部屋には適さない

オイルヒーター:部屋をすぐに暖めるのは難しいが、時間をかければ部屋全体が暖まる。ただし電気代は高い。

リビングなどの広い空間全体を暖めたい場合にはエアコンやオイルヒーターと組み合わせるとバランスが取れます。また狭い部屋でも全体を暖めたい場合にはファンヒーターと組み合わせるとバランスが取れます。パネルヒーターの周辺(主に前面)はすぐに暖まるので、部屋全体が暖まるまでパネルヒーターを利用して、あとは自動ON/OFFモードを利用したり、設定温度を低め(18℃~20℃くらい)に設定したりすれば、節約することができます。

まとめ

  • パネルヒーターは輻射熱でじんわり暖めるが部屋全体を暖めるには時間がかかる
  • パネルヒーターを窓辺に置き、冷たくて重い空気を暖めて冷気をシャットアウト
  • 1ヶ所ならすぐに暖められるパネルヒーターと部屋全体を暖められる暖房器具を組み合わせて電気代を節約する

まとめ

  • パネルヒーターは輻射熱でじんわり暖めるが部屋全体を暖めるには時間がかかる
  • パネルヒーターを窓辺に置き、冷たくて重い空気を暖めて冷気をシャットアウト
  • 1ヶ所ならすぐに暖められるパネルヒーターと部屋全体を暖められる暖房器具を組み合わせて電気代を節約する

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