決済とは?意味と使用例
決済って何でしょう。聞いたことがあるけどうまく説明できない…。決済は、ビジネスにかかわるなら必ず知っておきたい言葉。でも改めて意味を聞かれてきちんと答えられる人は、どのくらいいるのでしょうか?あ、でもネットショッピングをしているとクレジットカード決済とか電マネー決済とか出てきますよね。でもやはり意味まではわからない、というのが正直なところではないでしょうか。それではとりあえず意味を調べてみましょう。国語辞典によると決済とは、「代金,または現物や証券の受け渡しによって売買取引を済ませること。」となっています。表現がかたくて、わかりにくいですね。もう少しわかりやすい例を見て、理解を深めていきましょう。
従う手順:
決済の意味とは?
日本銀行のサイトには次のように書かれていました。
『私たちは毎日いろいろな取引をしています。「取引」を行うと、おかねや品物等を支払ったり引き渡したりする義務(相手側からみれば受け取る権利)が生じます(これらを債権・債務と呼びます)。決済とは、一般的には、これら債権・債務のうちおかねに関するものについて、実際におかねの受渡しをして債権・債務を解消することを言います。』
<引用URL:https://www.boj.or.jp/paym/outline/wkkey1.htm/>
どうやら一般的な「決済」とは、お金に関する債権・債務についてのみ使うようです。
『私たちは毎日いろいろな取引をしています。「取引」というと何か自分と無関係なことのような感じがしますが、そうではありません。商店で「(おかねを払いますから)これを下さい」と注文するのも取引です。タクシーに乗って「(おかねを払いますから)市役所までお願いします」と頼んだり、アルバイトの募集に応じて「(おかねをくれるなら)3ヶ月働きます」と言うのも取引です。取引とは「ほかの人と同じ価値のものを交換する約束」であると考えればよいでしょう。』
<引用URL:https://www.boj.or.jp/paym/outline/kg11.htm/>
ということは本来の「決済」の前には「取引」が必要で、取引で交換するものはお金以外にも、物品やサービス、労働などが含まれるようです。
『さて、「取引」は交換する約束ですから、何か取引を行うとその約束を果たすことが必要になります。約束どおりおかねを払ったり、品物を渡したり、働いたりせねばなりません。このように、取引の結果発生した義務のことを「債務」と呼びます。反対に、債務を負った人の相手方には「債権」――おかねや品物などを受け取る権利――が発生しています。品物を売買する取引を例にとりますと、売り手には「品物を渡す債務」と「おかねを受け取る債権」が発生しますし、買い手には「品物を受け取る債権」と「おかねを支払う債務」が発生するのです。』
<引用URL:https://www.boj.or.jp/paym/outline/kg11.htm/>
債務は取引の結果発生した義務のこと
債権はお金や物品などを受け取る権利のこと
品物を売買する取引なら・・・
売り手(店員):「品物を渡す債務」と「おかねを受け取る債権」が発生
買い手(客):「品物を受け取る債権」と「おかねを支払う債務」が発生
『取引によって発生したこのような債権・債務を、実際におかねや品物をやりとりするなどして解消することを「決済」と呼びます。取引が債権・債務を発生させ、決済が債権・債務を解消させるのです。』
<引用URL:https://www.boj.or.jp/paym/outline/kg11.htm/>
決済とは実際におかねや品物をやりとりして、債権・債務を解消すること
物品を決済するなら・・・
売り手(店員):「品物を渡す債務」と「おかねを受け取る債権」が解消
買い手(客):「品物を受け取る債権」と「おかねを支払う債務」が解消
「決済」の使用例とは
・現金で決済する
・クレジットカードで決済する
このように使います
まとめ
・決済の前に取引がある
・取引とは「ほかの人と同じ価値のものを交換する約束」である
・決済とは、取引によって発生したこのような債権・債務を、解消すること
・取引が債権・債務を発生させ、決済が債権・債務を解消させる
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