認め印とは?認め印と実印の違い

認め印とは?認め印と実印の違い

日本にずっと住んでいると、当たり前に感じる、印鑑のこと。実は世界で見ても、日本はまれな印鑑社会なんです。外国に数年住んだことがある人なら、または日本を外から見たら、その様子がよくわかると思います。外国から見たら、この印鑑社会というのは、少し不思議かもしれません。その印鑑社会に住んでいて、ふと思うのは、実印と認め印は同じなの?違うの?違うなら、どう違うの?ということでしょう。日本人なら、大人になると、または自立・独立してから感じるよくある疑問の1つです。この皆が知っているようで、知らない質問に、Hohoron.comの記事は答えています。興味があれば、どうぞ認め印とは?認め印と実印の違いを読み進めてみてください。

画像:www.naruhodo.biz

実印

ではまず、実印についてご説明しましょう。実印とは、市役所や区役所などで登録した公的な印鑑のことです。お手持ちの印鑑を市役所や区役所に持って行って登録したのなら、それが実印ということになります。これは、例えば家やマンション、車など大きな買い物をする時に使う印鑑で、市役所や区役所では、これを使って印鑑証明も出してくれますから、これは非常に重要な印鑑と言えます。この実印を登録するには、以下のような条件があります。多少、自治体などのよっては、異なりますので、あなたの自治体の条件を必ずご確認ください。

  • シャチハタは使えません。
  • ゴムやプラスチックも駄目です。
  • 印鑑が8ミリ以上で25ミリ以下のものにしないといけません。
  • 他人が今まで使用していないものにしないといけません。
  • 印鑑が欠けていたり、傷んでいるものを使うことはできません。

自治体や市役所、区役所によっては不可の場合もありますが、一応、100円ショップで売っている印鑑でも登録できる場合があります。しかし、実印は公的な印鑑でとても大切ですから、慎重に取り扱わないといけません。また実印詐欺にあわないように、置き場所などの管理にも慎重になる必要があります。これを失くしてしまうと、大変やっかいなことになりますから、子供の手が届かない所、他人から見てすぐわからないような場所において、大切に保管しておきましょう。

認め印

では次に、認め印を見てみましょう。まず認め印とは何でしょうか。簡単に言ってしまえば、実印以外の印鑑のことです。例えば、郵便物の受け取りには、実印を使う必要はございません。認め印で十分です。また履歴書に押す印鑑も、認め印でいいでしょう。それから、仕事で何か印鑑を押す時も、認め印を使います。これでお分かりになったように、認め印は、実印とは違って非常に使う機会が多いのです。ですから、人によっては、認め印を3つも4つも、または仕事用といえ用などと複数持っている人もたくさんいます。それに、認め印なら、朱肉をいちいち使わなくてもいいので、シャチハタでも十分です。例えば、今日はハンコを持っていく日だったのに、家を出てから、「ハンコを持っていくのを忘れた!」と気が付けば、あわてて100円ショップで買ってもいいわけです。印鑑社会の日本では、このようにハンコはあらゆる場面で、いつでも使うので、成人した大人なら、複数持っておきたいですよね。最近では、認め印なら手軽に100円で買えてしまうので、100円なら失くしても何とも思わないし、また新たに購入しやすいでしょう。

認め印という、その名の通り、「私は確かにこのことを認めましたよ!」という意味では、実印と効力はそんなには変わらないのですが、ただこの認め印では、マンション、家、車など大きな買い物はできないですし、また実印なら発行できる印鑑証明というのも、もちろん認め印では発行できません。その点をよく頭に入れておいてください。

銀行印

さてここまで、読んだあなた。じゃ、銀行印はどうなの?と思うかもしれませんね。これはその名の通り、銀行に登録する時に使う印鑑です。例えば、お金の出し入れや、多額のお金の送金など銀行印を求められることは、多々あることです。簡単に申しますと、どんなハンコでも銀行印として登録することができます。しかし銀行印と貯金通帳があれば、誰でもあなたの口座からお金を引き出せてしまうので、これは本当に危険な場合もあります。ですから、銀行印の取り扱いにも気を付けないといけません。誰かに悪用されないように、大切に保管しておく必要があります。

まとめ

認め印実印、それに銀行印の違いが分かって頂けたでしょうか。つまり、認め印では重要な契約ができないということですね。ただし、実印は必要になったときに、つまり家やマンション、車を購入するとなったら、作ればいいでしょう。だから、まだ20代の方はそんなに心配する必要がないと思います。

また、認め印は上記に述べたように、日ごろから結構使いますので、成人したら1つは最低持っておきたいですね。どちらにせよ、この印鑑社会では自分を証明したり、大切な契約の時に使うので、「実印」も「認め印」も大切です。置いた場所をけして忘れないように大切に保管しておきましょう。

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