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「弊社」「御社」と「貴社」の違いと使い分け

投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
「弊社」「御社」と「貴社」の違いと使い分け

社会人になり、ビジネス文章やメールでのやり取りをするようになると戸惑うのが、【御社】・【貴社】等、聞きなれない言葉です。社会人になった以上、この言葉たちとはある意味長いお付き合いになりますので、意味を理解しビジネスシーンで活用できることが望ましいです。

この記事では、「御社」・「貴社」の違いについて、説明していきたいと思います。違いがよく分かっていない人や、使い分けに自信のない方には必見です。

「御社」・「貴社」、使い方を分けるポイント

御社」・「貴社」はともに、同じことを指しています。

自分の勤めている会社からみた相手の会社を敬う言葉ですが、使い分けがあること知り、使い分けているビジネスマンがどのくらいいるのでしょうか。使い分けの理由などを知っていて使い分けているであれば、ビジネス検定や文章検定、秘書検定あるいは、ビジネス書を読み学んだことがある人ではないかと考えます。

上司や先輩・同僚が使う様子をみて、言葉にしている姿をみて「なんとなく」使い分けている方の方が多いはずです。もし、その上司・先輩が使い方を間違っていたらどうでしょう。真似て使っているご自身も、その姿を見てまた「なんとなく」使い分けを学ぶ後輩も間違った形で覚えています。

御社貴社、示す相手は同じでも使い方を分けるポイントは、「話言葉」か「書き言葉」です。

ビジネスシーンでの使用例

ビジネスシーンではどのような場面で目にし、耳にしたことがあるでしょうか。

まず、貴社についてです。

●「貴社 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」

●「貴社のご発展をお祈り申し上げます」

●会社名を記入する欄の「貴社名」

等、目にする機会も多いのではないでしょうか。

御社は、

●「御社の○○なところに魅力と将来性を感じました」

●「御社の製品○○について、」

●「御社より頂いた資料」

など、耳にすることが多いのではないでしょうか?

そうです。「貴社=書き言葉」、「御社=話言葉」と分けて相手の会社名を敬うことがポイントとなります。

ある役場での会話です。「貴社から頂いた書類に不備がありました。訂正して再提出をお願いします。」何か違和感を感じませんか?役場の職員は、書類に書いてある「貴社名」の会社名ではなく【貴社】という敬いの部分を使ったつもりです。しかし、書類に書いてある「書き言葉」をそのまま口にしてしまっては、使い分けとしては正しくありません。この場合会社名を伝えないのであれば、【御社から頂いた・・・】とすることが正しいのです。

但し、書類の記入欄を説明する際は、「貴社名欄にご記入頂き」と使ってもあくまで記入する欄を指定していますので、間違いではありません。

ビジネスマナーの一つ

又、面接など緊張しているシーンでの自己アピールで「貴社を希望した理由は・・・」など、履歴書に書いたままに口に出してしまっていることもあります。この場合、新卒であれば「まだ知らないのだ」、「緊張しているのだろう」となりますが、社会人経験があるのであれば「何をしていたのだろう」、「ビジネス用語を使う機会はなかったのだろうか?」と、マイナスイメージがつきかねます。

もともと、同じことを指す言葉です。どちらを口にしたとしても意味としては通じます。けれど、初めて目にした耳にした言葉を遣いたい気持ちを抑え切れず口に出してしまう「新人あるある」が許されるのは、長く見ても3年目まででしょう。これから多く目にし、耳にする言葉だからこそ、ビジネスマナーの一つとして覚えておきたいものです。

私が、入社してすぐ先輩に習った言葉です。「貴社の記者が汽車で帰社する」(きしゃのきしゃがきしゃできしゃする)「きしゃ」という言葉だけでこれだけあるから、話すときは「御社」を使いましょう!と。社会人に成り立てだったこともあり印象に残る言葉になりました。

電話で話すときの注意点

対面ではなく、電話で話すときの注意点ですが、相手の会社名を「御社」や「弊社」など多く使うと、話す側も、聞き取る側も、多少なり混乱するものです。そのときは、初めの数回だけ「御社、弊社」を使いその後は相手の会社名を使うと良いと思います。「○○社さん」や、担当の方がお分かりであれば、担当者のお名前を使うとよりわかりやすく話しに集中できます。

どのような呼び方であっても、あくまで相手への礼儀は忘れないようにし、相手との親密度や場の雰囲気、周りの状況などに合わせて使い分けていくと良いと思います。対面ではなく、電話であれば相手の表情が見えないからこそ、丁寧な言葉を選び敬う気持ちを忘れないでいて下さい。

補足

また、御社と貴社という表現についてですが、これは一般的な会社を指すものであって、一般的な会社では社員でも銀行では、「行員」と使うように、銀行のことは「御行」「貴行」と呼びます。

省庁については、「御庁」「貴庁」、学校は「御校」「貴校」など、それぞれに適した呼称があります。団体や協会などにも連絡する機会が巡ってくると思いますが、そのときは「御協会」や「貴団体」など使います。この使い方は、ほんの一部の公共団体や協会等について使うものであり、多くは「御社」「貴社」を使うことが望ましです。

まとめ

いかがでしたか?

様々な呼称があり、使い分けの必要があるということを、マナーの一つとして頭の片隅においておくと良いと思います。

ほんの少しの知識と経験が大きな成果となって目に見えてくるものです。

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