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標準報酬月額の計算方法

標準報酬月額の計算方法

ニュースや新聞では、「社会保障費が足りない足りない‥」と、頻繁に叫ばれていますが、私たちが毎月支払っている社会保険のことです。支給対象の高齢者が増え、稼ぎ頭の年代が少ないわけですから、それを支える社会保障費が足りなくなるわけです。私たちが毎月支払っている保険料は、その脆弱な社会保障費に当てられているわけですが、その金額は個人の収入によって変わってきます。そのときに行う保険料計算の元となるのが「標準報酬月額」です。公的年金制度には、いくつか種類がありますが、厚生年金では、納める保険料の額を決定したり年金受給額を決定したりする時に、計算の元になるものを給料などの報酬そのものの金額ではなく、区切りのよい幅で区分した「標準報酬」というものを使用します。この標準報酬に基づいて保険料が算出されますから、標準報酬月額の計算方法については、ぜひ知っておきたいですよね!そこで今回は、そんな標準報酬月額の計算方法について見ていきたいと思います。

標準報酬月額の仕組み

計算方法を知るために、まずは標準報酬月額の仕組みについて見ていきましょう。サラリーマン、つまり会社員の皆さんの場合、毎月負担する厚生年金保険料は、「標準報酬月額×保険料率」で決定されます。この標準報酬月額とは、文字通り「報酬の月額」という意味です。要は皆さんの月額の給与ということになるのですが、給料額と完全に一致するわけではありません。ここをまず勘違いしないようにしておきましょう。また、報酬には通勤交通費や残業代も含まれます。ですので、同じ基本給でも、通勤交通費が高い人ほど標準報酬月額も高くなりますし、残業をたくさんしている人、それも4月から6月の間が多ければ標準報酬月額も高くなるという仕組みになっています。ただし、ボーナスについては「標準賞与」として別途保険料がかかる仕組みになっています。また、標準報酬月額は原則1年間は変わりません。通常、標準報酬月額は、毎年7月に1回、4月、5月、6月の給料の平均額を用いて国が定めています。7月に決まった標準報酬月額は、よほど大幅な給料の増減がない限りは、その後1年間固定されることになります。ちなみに、標準報酬月額の種類は全部で30等級あり、かなり大まかに分けられています。平成28年の10月からは、1等級の下にさらに1つ等級が加わり、全部で31等級ということになりました。‥多いですね。

標準報酬月額の仕組み

計算方法

次に、標準報酬月額の計算方法について見ていきたいと思います。ステップ1で見てきたように、標準報酬月額は、4月、5月、6月の3ヶ月の報酬の平均額を等級に当てはめることで算定します。したがって、計算方法としては、「(4月の報酬+5月の報酬+6月の報酬)➗3」ということになります。この結果算出された平均の報酬額を31等級にあてはめて、対象となる標準報酬月額を決定することになります。例えば、4月、5月、6月にもらった給料の平均額が41万1000円だった場合、24等級の41万0000円と算定されます。また、39万6520円の人の場合であっても、同じ24等級の41万0000円となります。こう見てみると、やっぱりかなり大まかに区分されていることになりますね。24等級下限ギリギリの範囲に入っていた人は、24等級上限ギリギリの範囲に入っていた人に比べて厳密には損をしていることになります。まぁ結局は両者とも同じ標準報酬月額になるわけですから、数字としてはあまり損得が表面化しません。

出典:business-textbooks.com

計算方法

まとめ

以上、標準報酬月額の計算方法について見てきました。いかがだったでしょうか。わざわざ計算するまでもないくらい簡単な計算で算出できますが、どれが報酬に含まれて、どれが含まれないのかをしっかり把握していないと、後々に計算する平均の報酬額が間違ったものとなってしまい、結果として誤った標準報酬月額の算定をしてしまいます。その点をしっかりと踏まえて計算していきましょう。

標準報酬月額という言葉自体は、日頃あまり聞き慣れないと思いますが、保険料の計算に使われる重要な数字です。みなさんも是非一度参考にされてみてください。

最後まで閲覧くださり、ありがとうございました。

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